iPhoneの画面が映らない？ミラーリングできない原因と詳しい対処法まとめ

はじめに

スマートフォンの画面をテレビやパソコンなどの大きなディスプレイに表示できる「ミラーリング機能」は、特にiPhoneユーザーにとって便利な機能のひとつ。お気に入りの動画や写真を家族や友人と大画面で一緒に楽しんだり、プレゼンテーションやゲーム実況にも活用できたりと、使い道はさまざまです。

しかし、いざ使おうと思ったときに「画面が映らない」「ミラーリングできない」といったトラブルに遭遇することも少なくありません。その原因は一つではなく、iPhone側の設定ミス、ネットワークの不具合、相手機器との互換性、さらにはアプリ側の制限など、多岐にわたります。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく、iPhoneのミラーリングができないときに考えられる主な原因と、その具体的な対処法を項目ごとに詳しくご紹介していきます。どれもすぐに試せる方法ばかりなので、ミラーリングに困ったときのチェックリストとしても活用できます。

iPhoneとテレビ（またはPC）を再起動してみる
不具合の多くは、一度電源を切って数十秒待ってから再起動することで解決することがあります。システムに一時的なエラーが起きているだけなら、これだけで復旧するケースも。
Wi-Fiルーターの電源を切ってリセット
ワイヤレス接続ではWi-Fiルーターのトラブルもよくあります。電源を抜いて10〜30秒ほど置いてから再び差し込むことで、通信が安定する場合があります。
iOSが最新バージョンか確認する
古いiOSのままだと、ミラーリングに必要な機能がうまく動作しないことも。設定アプリの「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から確認し、必要があれば更新しておきましょう。
接続先の機器もアップデートされているか
Apple TVやスマートテレビなど、相手側の機器のソフトウェアも最新の状態にしておくことが大切です。古いバージョンだと接続ができないことがあります。
機内モードのオン・オフを切り替えてみる
通信周りに不具合がある場合、機内モードを一度オンにしてから数秒後にオフに戻すことで、通信環境がリセットされ、接続がスムーズになることもあります。

これらの基本的な確認を見落としているだけで、うまく接続できないケースもあります。

ミラーリング中に画面が固まる、カクつく：Wi-Fiの電波が弱いか混線している可能性あり。ルーターに近づく、または時間帯を変えて再接続を。
接続先がAirPlay非対応機器の場合：テレビやディスプレイがAirPlayに対応していないとミラーリングできません。スペックを確認しましょう。
AirPlayが無効設定になっていないか：iPhoneの設定アプリ内や接続先の設定で、AirPlayが有効になっていることを確認。
Bluetoothとの干渉：Bluetooth機器がWi-Fiと干渉している場合もあるので、ミラーリング中は他のBluetooth機器の電源をオフにしてみるのがおすすめです。

テレビの場合：AirPlayに対応していない場合は、Apple TVの導入やHDMIによる有線接続を検討しましょう。
Macの場合：Mac側でAirPlayレシーバーの機能が有効になっているかを確認。「システム設定」→「ディスプレイ」→「AirPlayレシーバー」などの項目で確認可能です。
Windows PCの場合：iPhoneからミラーリングするには、ReflectorやLonelyScreenなどの専用ミラーリングアプリのインストールが必要です。
Fire TV Stickを使う場合：AirScreenなどのアプリをインストールして、Fire TV側でレシーバー機能を有効にする必要があります。