毎月のスマホ代、少しでも安くしたい…でも今の電話番号は変えたくない。そんな方に選ばれているのが、NTTドコモのオンライン専用プラン「ahamo(アハモ)」です。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使えば、現在の番号をそのまま引き継ぎながら、月額2,970円で高品質なドコモ回線を利用できます。
この記事では、他社からahamoへ番号そのままで乗り換えるための準備から申し込み、開通、初期設定までを初心者向けにやさしく解説します。
MNPの基礎知識

MNP(エムエヌピー)とは「携帯電話番号ポータビリティ」の略で、今使っている電話番号をそのまま使って他社へ乗り換えられる仕組みのことです。以前は電話番号が変わってしまうのが当たり前でしたが、今はMNPのおかげで、家族や友人、仕事関係の人に番号変更を連絡する手間がほとんどなくなりました。
とくにahamoは、オンラインで手続きが完結できるのが特徴なので、ショップに行く時間が取れない方にも人気があります。
番号を引き継げる仕組み
MNPでは、現在契約している携帯会社で「MNP予約番号」を取得し、その番号を使って新しい会社に申し込みます。この予約番号が「番号を引き継ぐためのパスワード」のような役割をしてくれます。
予約番号には有効期限があり、取得日を含めて15日間が基本です。ただし、ahamoでは有効期限が10日以上残っている必要があるため、取得したら早めに申し込むのがおすすめです。
MNPのメリット
MNPを利用する最大のメリットは、電話番号を変えずに通信会社を変更できることです。そのほかにも、毎月の料金が安くなったり、キャンペーン特典が受けられたりと、家計にもやさしいポイントがたくさんあります。
また、長年同じ会社を使っている方でも、MNPの手順はそこまで難しくありません。この記事の流れ通りに進めれば、スマホが苦手な方でも安心して乗り換え手続きができます。
乗り換え前の準備

ahamoへスムーズに乗り換えるためには、事前準備がとても大切です。準備をしっかりしておくことで、申し込み途中で手続きが止まってしまう心配が減り、落ち着いて進められます。
「何を準備すればいいのかわからない」という方も、以下の項目をチェックしていけば大丈夫です。
必要な準備物
まず用意しておきたいのは、本人確認書類・クレジットカードまたは銀行口座・現在利用中のスマートフォンです。本人確認書類としては、運転免許証やマイナンバーカードがあれば問題ありません。
支払い方法はクレジットカードがスムーズですが、銀行口座振替にも対応しています。申し込み途中に情報を入力する場面があるため、手元に用意しておくと安心です。
事前チェック項目
事前にチェックしておきたいのは、現在の契約内容です。
・分割支払い中の端末代金が残っていないか
・メールアドレスをキャリアメールにしていないか
・解約時の違約金が発生しないか
これらを確認しておくことで、思わぬ出費やトラブルを防ぐことができます。
乗り換え時の注意点
MNP予約番号と端末準備

MNP予約番号の取得手順
現在契約している携帯会社のマイページや専用窓口から、MNP予約番号を発行します。最近ではアプリやWebから24時間いつでも取得できるようになり、店舗に行かなくても完結できるケースがほとんどです。
取得後はSMSやメールで「10桁の番号」と「有効期限」が届きます。ahamoへ申し込む際は、この番号と有効期限が必須になるため、スクリーンショットを撮る・メモを残すなどして大切に保管しておきましょう。
端末準備でやっておくべきこと
ahamoでそのまま今のスマホを使う場合は、事前準備がとても重要です。
・SIMロック解除が必要か確認
・データのバックアップを取る
・OS(iOS/Android)を最新にアップデート
・不要なアプリを整理しておく
これらを済ませておくことで、開通後のトラブルを減らせます。
データバックアップの具体的な方法
iPhoneの場合:
iCloudバックアップ → 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「バックアップ」から実行
Androidの場合:
Googleアカウント連携 → 「設定」→「システム」→「バックアップ」からONに設定
バックアップはWi-Fi環境で行うことをおすすめします。
ahamo申し込み手順の詳細
乗り換えのベストタイミングは、月末よりも月初〜中旬がおすすめです。なぜなら、多くの携帯会社では解約月の料金が日割りにならない場合があるからです。
また、MNP予約番号には有効期限があるため、取得したらなるべく早めにahamoの申し込みまで進めておくと安心です。
ahamoへのMNP乗り換えを行う際、申し込み手順はオンラインで完結します。初心者でも迷わず進められるよう、順を追って詳しく解説します。
1. ahamo公式サイトにアクセス
まずはスマホまたはパソコンで、ahamo公式サイトにアクセスします。画面上部の「申し込み」ボタンをタップすると、手続きが始まります。
2. 新規契約かMNPかを選択
- 新規契約: 新しい電話番号を取得したい場合
- MNP: 現在の電話番号を引き継ぎたい場合
今回は他社から乗り換えるので「MNP」を選択します。
3. MNP情報の入力
現在の契約情報に基づき、以下を入力します。
- MNP予約番号
- 予約番号の有効期限
- 現契約の電話番号
入力ミスがあると申し込みが進められないため、番号を正確に確認してください。
4. 本人確認のやり方
ahamoではオンラインで本人確認が完了します。準備するのは以下の書類です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 健康保険証+補助書類(住民票など)
本人確認はスマホで書類の写真を撮りアップロードする形で進められます。撮影時は反射や影に注意して、全体がはっきり写るようにしましょう。
5. SIMの受け取り方法を選択
- 物理SIM: 自宅に配送されます(通常1〜3日)
- eSIM: 登録メールにQRコードが届き、即日設定可能
到着後すぐに開通作業を行えるよう、受け取り先住所やメール設定を事前に確認しておきます。
6. 支払い方法の登録
クレジットカードまたは口座振替を選択し、契約者本人名義の情報を入力します。間違えると審査に時間がかかる場合があるため注意してください。
7. 申し込み内容の確認
入力した情報に間違いがないか確認します。特に電話番号、MNP予約番号、契約者名義は要チェックです。問題なければ「申し込み確定」をタップ。
8. 申し込み完了
申し込み完了画面が表示されると、メールで確認通知が届きます。物理SIMの場合は配送手続きの案内、eSIMの場合はQRコードが送られてきます。ここまでで申し込みは完了です。
開通・回線切替手順
ahamoの申し込みが完了したら、次に行うのが開通・回線切替です。この作業を行うことで、旧キャリアの回線からahamoへ正式に切り替わり、通話やデータ通信が使えるようになります。開通手順はSIMの種類によって異なるため、自分の端末に合わせて確認しましょう。
物理SIMの場合
- SIMカードが自宅に届く(通常1〜3日)
- スマホの電源をオフにしてSIMカードを挿入
- ahamoのマイページまたは専用アプリにログイン
- メニューから「開通手続き」を選択
- 数分で回線が切り替わり、通信可能に
物理SIMは、SIMの到着を待ってから開通作業を行う必要があります。手順はシンプルですが、SIMカードの向きや挿入の仕方を間違えないよう注意してください。作業中にスマホの再起動を促されることがありますが、画面の指示通りに進めれば問題なく完了します。
eSIMの場合
- 登録メールに届くQRコードを確認
- スマホの設定から「モバイル通信を追加」を選択
- QRコードを読み取り、通信プロファイルを追加
- 回線情報が自動でahamoに切り替わる
eSIMは物理SIMよりも早く開通できる点が魅力です。即日で利用開始できる場合が多く、Wi-Fi環境さえあればスムーズに作業できます。QRコードの読み取りがうまくいかない場合は、マイページから再発行が可能です。外出先よりも自宅など落ち着いて作業できる環境で行うのがおすすめです。
eSIMと物理SIMの違い
| 項目 | 物理SIM | eSIM |
|---|---|---|
| 開通スピード | 数日(配送あり) | 即日(QRコード設定) |
| 利用可能端末 | 幅広い | eSIM対応端末のみ |
| SIM交換の手間 | 必要(差し替え) | 不要(設定のみ) |
| 再発行 | 郵送対応 | オンライン対応 |
eSIMは便利ですが、対応端末が限られています。iPhoneはXR以降(SE2含む)、AndroidはPixelシリーズやGalaxy一部機種などが対象です。初めて利用する場合や、端末がeSIM非対応の場合は物理SIMから始めると安心です。慣れてきたら将来的にeSIMへの切り替えも可能です。
開通までの時間目安
- eSIM: QRコード読み取り後、5〜30分程度で開通可能。Wi-Fi環境があれば即日利用も可能。深夜・早朝はシステムメンテナンスで時間がかかる場合があります。
- 物理SIM: SIM到着後に手動で開通作業。開通ボタン押下後、約5分〜1時間で切替完了。SIM装着前に開通操作をすると一時的に圏外になる場合があります。
作業はなるべく9時〜18時の間に行うのがおすすめです。サポートへの問い合わせがスムーズで、トラブル時の対応も受けやすくなります。乗り換え当日に通信が使えないと困る場合は、事前にWi-Fi環境を整えておくと安心です。
よくあるトラブルと対処法
| エラー症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 通信できない | APN未設定 | 正しいAPNを入力 |
| SIMを認識しない | 挿入不良/端末非対応 | 再挿入・対応端末確認 |
| 通話できない | VoLTE未設定/開通未完了 | VoLTEオン、開通状況確認 |
| QR無効 | 読み取り失敗 | eSIM再発行 |
| 圏外のまま | 切替反映待ち | 端末再起動、iPhoneはネットワーク設定リセット |
トラブルが解決しない場合は、ahamo公式チャットサポートに問い合わせましょう。エラー内容をメモしておくと対応がスムーズです。
乗り換え後の設定
APN設定
ahamoの回線に自動接続できない場合は、手動でAPN設定を行います。
iPhoneの場合
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」
- APN欄に
spmode.ne.jpが入力されているか確認
Androidの場合
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」→「新しいAPN」
- 入力内容:
- 名前: ahamo
- APN: spmode.ne.jp
- ユーザー名: 空欄
- パスワード: 空欄
- 認証タイプ: PAPまたは未設定
- 設定後、保存してスマホを再起動
データ移行
電話帳、写真、アプリデータの移行方法です。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| クラウド | iCloud/Googleドライブで復元 |
| 専用ツール | iPhoneクイックスタート/Androidデータ転送 |
| PC経由 | iTunesや管理ソフトで手動移行 |
LINEなど一部アプリは個別に引き継ぎ設定が必要です。バックアップは必ず事前に行いましょう。
キャリアメールの扱い
ahamoへ乗り換えると、キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は基本利用不可となります。ドコモからのプラン変更時のみ、有料オプション「ドコモメール持ち運び(月額330円)」で継続利用可能です。代替としてGmail、Yahoo!メール、Outlookなどのフリーメールの利用がおすすめです。
LINEの引き継ぎ
手順:
- 旧端末で「アカウント引き継ぎ」をオン
- 新端末で同じアカウントにログイン
- バックアップからトーク履歴を復元
バックアップを取らないとトーク履歴は消えるため、必ず事前にバックアップを行ってください。
Wi-Fi設定
初期設定やアプリ更新はWi-Fi利用でデータ消費を抑えます。
- 安定したネットワークに接続
- セキュリティ設定の高いWi-Fiを使用
- 公共Wi-FiではVPN利用も検討
まとめ

ahamoへのMNP乗り換えは、電話番号をそのままに通信費を大幅に節約できるお得な選択肢です。物理SIM・eSIMのどちらも対応しており、開通手順はシンプルで初心者でも迷わず進められます。
開通からAPN設定、データ移行、LINE引き継ぎまで順を追って行えば、スムーズにahamo生活をスタートできます。Wi-Fi環境の確保やバックアップの準備を怠らなければ、トラブルも最小限に抑えられます。
MNPを活用して、電話番号そのままに、よりお得で快適なスマホライフを始めてみましょう。

