都心の高層ビルに囲まれながらも、豊かな緑に包まれた「明治神宮野球場(通称:神宮球場)」。
東京ヤクルトスワローズの本拠地として知られ、プロ野球ファンはもちろん、学生野球やイベント目的で訪れる人々にも長く愛されてきました。
この記事では、神宮球場の歴史や特徴、アクセス方法、観戦をより楽しむためのポイントを詳しく紹介します。
初めて訪れる人も、何度も足を運んでいる人も、新しい発見がきっとあるはずです。
神宮球場の歴史と基本情報

約100年の歴史を誇る“東京の聖地”
1926年(大正15年)に完成した神宮球場は、日本で2番目に古い野球場。甲子園に次ぐ長い歴史を持ち、これまで数々の名勝負が繰り広げられてきました。
プロ野球だけでなく、六大学野球や高校野球の大会も開催され、「青春の思い出が詰まった球場」として多くの人々に親しまれています。
外苑の緑に囲まれたロケーションと、どこか懐かしい雰囲気が他の球場にはない魅力です。
球場の特徴と座席構造
神宮球場の収容人数は約3万人。スタンドとグラウンドの距離が近く、選手の息づかいや打球音までリアルに感じられる“臨場感”が魅力です。
両翼97.5メートル・中堅120メートルと打者に有利なサイズで、ホームランが出やすいことでも知られています。
天然芝が使われており、見た目にも美しく、プレーしやすい球場として評価されています。
また、柱が少ない構造のため視界が広く、どの席からでもプレーを見やすいのがポイント。家族連れや初心者にも優しいスタジアムです。
夜の神宮は別世界!照明と音響の魅力
神宮球場といえばナイターの雰囲気。柔らかな光に照らされたグラウンドと、都会の夜景が一体となる光景はまさに幻想的です。
音響設備も整っており、応援歌やヒット時の効果音がクリアに響き渡ります。
夏のナイトゲームでは、打球音や歓声が夜空に広がり、まるでお祭りのような特別な時間を味わえます。
神宮外苑とのつながり
球場の周囲には、秩父宮ラグビー場や絵画館、テニスコート、そして有名ないちょう並木などが点在しています。
秋になると黄金色に染まる並木道が見事で、観戦前後の散策もおすすめです。
試合前後には、外苑周辺のおしゃれなカフェやレストランで一休みするのも楽しみのひとつ。自然と都会が調和したエリアで、デートや家族のお出かけにもぴったりです。
ヤクルトスワローズと神宮の絆
1978年、ヤクルトスワローズは後楽園から神宮球場へ本拠地を移転しました。
それ以来、球団と球場は切っても切れない関係に。野村克也監督の“ID野球”や、古田敦也・池山隆寛・稲葉篤紀らの名選手たちの活躍、さらに村上宗隆選手の日本人最多本塁打記録(56本)など、球史に残る瞬間が数多く生まれています。
神宮名物「東京音頭」と傘応援
スワローズの得点時に流れる「東京音頭」と、観客が一斉に傘を振る光景は神宮の名物シーンです。
青や緑の傘がスタンドいっぱいに広がる姿は圧巻で、初めて訪れる人でも自然と一体感を感じられます。
外野スタンドは特に熱気に包まれ、太鼓やラッパの音が響く中で応援が繰り広げられます。アットホームで温かい雰囲気も、神宮の魅力のひとつです。
アクセスと混雑回避のコツ
最寄り駅は「外苑前駅(東京メトロ銀座線)」と「信濃町駅(JR中央・総武線)」の2つ。
外苑前駅からは徒歩約5分、信濃町駅からは徒歩約10分で到着します。
【おすすめルート】
- 外苑前駅 → 案内標識に従って徒歩5分
- 信濃町駅 → いちょう並木を抜けて徒歩10分(秋は特におすすめ)
試合日は混雑が予想されるため、90分前を目安に到着すると安心です。帰りは少し時間をずらして駅に向かうとスムーズに帰れます。
神宮球場周辺のグルメ情報
神宮球場の周辺には、青山や外苑エリアらしいおしゃれなカフェやレストランがたくさんあります。
「Royal Garden Cafe」や「青山フラワーマーケットティーハウス」は女性にも人気。
ガッツリ食べたい人には、信濃町駅近くの定食屋やラーメン店もおすすめです。
試合前に外で食事を済ませておくと、球場内のグルメをゆっくり楽しむ時間も確保できます。
快適観戦の持ち物&服装チェック
神宮球場は屋外にあるため、季節に合わせた準備が大切です。
| 季節 | 持っておくと便利なもの |
|---|---|
| 夏 | 帽子・冷感タオル・日焼け止め・うちわ |
| 春秋 | 上着・ひざ掛け・カイロ |
| 雨の日 | レインコート(傘は禁止)・防水シート |
また、応援ユニフォームやタオルを身につけると、より一体感が楽しめます。
ビニール傘を持参すれば、「東京音頭」にも参加できますよ!
ファンサービスとイベント
神宮球場では、年間を通してさまざまなファンイベントが開催されています。
「スワローズ夏祭り」や「浴衣デー」、花火付きナイターなど、観戦以外の楽しみも満載です。
公式ファンクラブ「スワローズクルー」に入会すれば、チケットの先行販売や限定グッズなどの特典もあります。
神宮球場の未来:再開発プロジェクト
開場から約1世紀を迎える神宮球場では、老朽化対策のため再整備計画が進行中です。
秩父宮ラグビー場との位置を入れ替える形での建て替えが検討されており、最新設備とバリアフリー対応を備えた新スタジアムが構想されています。
完成は2030年前後を予定。長年親しまれてきた“神宮らしさ”を残しながら、次世代に愛される球場としての進化が期待されています。
まとめ
神宮球場は、歴史・自然・都会が見事に調和する特別な場所です。
スワローズの熱い応援、四季折々の景色、そして都心とは思えない開放感——
どれをとっても「東京で一番心地よい球場」と言えるでしょう。
ぜひ次の試合で、神宮球場ならではの風と熱気を体感してみてください。

